OSC 2011 Tokyo/Springの活動報告

先日オープンソースカンファレンス2011 Tokyo/Springが早稲田大学で開催されました。OSCには過去に何回も参加したことはあるのですが、今回は展示&セミナーで発表する側での参加でした。初体験。色々反省点はありましたが、個人的にはいい経験ができたといえます。

セミナー

今回はセミナーで発表する枠もいただき、『XenServerとZFSストレージでサーバ仮想化』といういうお題でお話しさせていただきました。正確な来場者数はわかりませんが、100人はゆうにこえる方に来ていただきました。大体40人ぐらいだろうという想定でLTの延長的な軽いノリで考えていたんですが、思ってた以上の規模でびっくりしました。改めて「仮想化」というキーワードの関心の高さを感じました。
今回はセミナーの概要に自分が話す内容について記載していなかったのですが、ZFSとかiSCSIとか入っているともっと集客効果はあったかもしれません。とくにZFSは勉強会でも人気のキーワードだと感じています。

内容については反省しきりです。。。ZFSを知らない人やわからない人に対しての説明になっていたとは思えないなぁと。話すことに夢中で20分ちょっとの時間に色々詰め込みすぎた感じです。改めてこういう場での発表の難しさを感じました。その点[twitter:@smzksts]さんは流石と思わせるすばらしい口調と時間配分だったと思います。

出展

自分自身は一応今のところ以下のふたつのコミュニティに関わっています。

今回のOSCは両コミュニティともに出展がありましたが、今回はセミナーでの発表もあり自宅SAN友の会の方がメインとなりました。ブースでのデモ展示は主宰者の[twitter:@smzksts]さんが用意したFCの機材だけでしたが、FCに興味を持たれた方が立ち寄ってくださいました。
今回の展示はCOMSTARのデモ展示ができなかったのですが、次回は用意したいところです。
2日目にはFusion-IOの組み込みが急遽はじまったりとなかなかにマニアックなことになっていました。1枚で軽く100万は超
える代物です。

懇親会でもいろんな方とお話しさせたいただきました。100名以上でお店を貸しきっての大規模なものでしたが、高校の頃の文化祭の打ち上げを思い出しました。OSCはやっぱりオープンソースの文化祭だなぁと改めて思いました。

その他

ブースではいろんな方とおはなしさせていただきました。セミナー後はご飯に行ったり他のセミナーに参加したりと席を開けてしまったので、そのタイミングでいらっしゃった方はすいませんでした。自宅で使っている自作ストレージの作り方の質問をいただいたり、COSMTARの質問をいただいたりしたのでお話ししてよかったと思っています。
次回はデモ機材の準備や配布資料などもきちんと作らないといけないなぁと感じました。色々反省の多いOSCでしたがまた参加したいと思います。

運営スタッフのみなさんにはこの場でお礼を言わせていただきます。ありがとうございました。

念のため

ストレージはシステムの肝とも言える部分です。検証や自宅では自作で全然構わないと思いますが、実際のシステムを構築する場合は色々リスクを考える必要があります。ZFSとCOMSTARの組み合わせは個人的にはおすすめしたいところではありますが、実際の運用は用途のプライオリティや問題や障害があったときのリカバリや対応を考えた上で行う必要があります。その点はきちんと検討しておきましょう。

今回の資料は以下で御覧いただけます。