OpenSolarisのsnv 133の不具合

b133が公開されたんで早速インストールしてみた。インストール自体は特に問題ないわけですが、その後にいろいろ問題が。

瀧さんが指摘されていたのを見て不安に駆られ手元の環境で実験。

最近はTwitterばっかなので、たまにはブログのネタにということで。

  • 環境2
    • Atom N270(D945GSEJT)
      • 通称ジョン。Atomでは数少ないAHCI対応マザーです(ION除く)。
    • SATA 500G(AHCIモード)
    • 32bit

検証手順

1.snv 133をインストール(c5d0)
2.ミラー用のディスク(c6d0)の設定

fdiskで100%で割り当てしたものを

# pfexec prtvtoc /dev/rdsk/c5d0s0 | pfexec fmthard -s - /dev/rdsk/c6d0s0

な感じでスライスの設定を行い

# pfexec zpool attach -f rpool c5d0s0 c6d0s0

してgrubのインストール。

# pfexec installgrub /boot/grub/stage1 /boot/grub/stage2 /dev/rdsk/c6d0s0

3.zpool status で同期が終了したのを確認してシャットダウン

4.ミラーで追加したc6d0s0のディスクを外す

5.起動する

瀧さんの報告通り起動しませんでしたorz。ミラーの意味ないよヽ(`Д´)ノ


Atomの環境でも同じようにやってみましたが、やはり起動でこけました。
んー大丈夫なのかな2010.03・・・。もうリリース目前なんですが。

ホットスワップ

RAIDがなんか怪しいということでまさかと思いつつホットスワップも試してみました。
うちの会社ではOpenSolarisのストレージをガリガリ動かしていて今後も使っていく予定なわけです。ホットスワップできないと困ります。

なので試してみました。環境2のAtomです。

tokuhy@tokuhy:~$ cfgadm 
Ap_Id                          Type         Receptacle   Occupant     Condition
sata0/0::dsk/c5t0d0            disk         connected    configured   ok
sata0/1::dsk/c5t1d0            disk         connected    configured   ok
usb2/1                         unknown      empty        unconfigured ok
・・・
・・・

こんな感じになっているので、ミラーになっていたこのc5t1d0をofflineにしてから

# pfexec cfgadm -c unconfigure sata0/1::dsk/c5t1d0

すると、2009.06ならさくっとunconfigureできるんですが、

do_control_ioctl: open failed: errno:2
cfgadm: Library error: Cannot open ap_id: /devices/pci@0,0/pci8086,d615@1f,2:1::dsk/c5t1d0
No such file or directory

とでて怒られてしまいましたorz。

2009.06だと問題ないのになぜ・・・。2010.03出たら次の案件で使ってみようと思ってたけどちょっとこのあたりはリリース後様子見た方がいいかなー。



[2010/02/23追記]
バグレポート上がってます。b132からの問題のようです。
さとかずさんによると示されているworkaroundには意味がないようです。修正待ちですね。
Bug ID: 6923585 deadlock while booting OpenSolaris build 132 from mirrored rpool with removed submirror