XP SP3にAHCIドライバを統合&SSDに未使用領域を作成してインストール
OpenSolarisでiSCSIストレージ+XenServer環境の構築だが、XenServer用のハードが届いたのでとりあえずXPを生で入れて仮想化との比較ベンチを取りたい。負荷テストもしないといけないし、3台構築しないといけないのでnLiteでAHCIドライバを統合したインストールメディアを作っておく。
nLiteでの統合は家のマシンではやっているんだけど、今回は統合ディスクの作成のメモがてら残しておく。家のは次はWindows7の予定だから使う機会はあんまなさそうだけど・・・。
イメージ作成
参考サイト
nLiteについてはこのサイトですべてがわかるので自分用のメモとしてまとめる。
- .NET Framework Version 2.0 再頒布可能パッケージ (x86)のインストール
- nLiteのインストール
- 今回はSP3のDSP版を使用するので、SP3以降のアップデートを事前に落とす。そのためにWindows Updates Downloader (WUD)をインストール。
- 上記サイトからUpdate Lists (ULs) を入手して、インストール。これで自動的に必要なものをピックアップしてダウンロードしてくれる。
- 32-bit Floppy Configuration Utilityをダウンロード。AHCIドライバ。
- あとは起動して順番にすすめていく。注意点はhotfixの統合の部分はビルドが古い順に上からならべていくぐらい。お好みであとは設定。
- ISOファイルを出力したあとでDVDに焼く。以上
XPのインストールイメージを先に抽出しておく場合は以下のコマンドでDVDから吸い出す。以下の例ではEドライブ(DVD)からDドライブの「WindowsXP SP3 DSP」へ吸い出す例。
xcopy E:\ "D:\WindowsXP SP3 DSP" /E /F /H /V
コピー中に送り側と受け側の全ファイル名を表示し、ベリファイ(検証)の実行まで。
SSD
今回はブートデバイスとしてCSSD-SM32NIという32GのSSDをチョイスした。1万ちょっとでキャッシュ搭載でプチフリもないっぽいのでこれにしたんだけど、もうちょい待てばよかったかも。というのも最近kingstonからintel X25-M(40G)が同じぐらいの価格でOEMで登場した。
シーケンシャルとランダム512kの書き込みが同じぐらい(40〜50MB/s)と低いんだけど、ベンチを見ているとランダム4kの読み書きがX25-Mと同等っぽい。シーケンシャル読み書きは鯖のブートデバイスとしては重要ではないので、正に今回の要件からみるともってこいだ。まあ、次回以降の候補に入れておこう。もうちょっとベンチ報告も見てみたいし。
未使用領域を作成する意味とか
とりあえず使用領域は20Gでパテ切りして未使用領域を作っておいた。未使用領域を作っておくのはSSDのウェアレベリングの仕様から、パフォーマンスの劣化が抑えられるというもの。これってintelのSSD*1以外でも意味あったかどうか調べてないんだけど、必要容量確保できてるからやっておく。
未使用領域を作ることについて簡単に書いてみる。
はじめから未使用領域を作っておいてあげることで、書き換えの際に未使用領域をうまく利用しながら動いてくれる。SSDのコントローラからは未使用領域(OSからみて未使用領域もしくは不要になった領域)と使用領域の区別がつかないので、新品未使用状態でパテ切りしないといけない。間違って一度でも書き込んでしまったらアウト(-_-;)。これをOS側から「未使用領域として使っていいですよ」と通知してあげるのがWindows7で搭載されたtrimコマンドなわけです。
まあ、これは2chのSSDスレを見ていても賛否両論あるんで実際はよくわからないところなんだけど。
とりあえず20GあればXenServerはインストールできる*2ので、負荷テストが終わったらXenServerのインストールとテストをしよう。