X25-MのファームウェアアップデートをUSBから行う

intelSSDX25-Mファームウェアが公開されたのでアップデートしてみた。
X25-Mのtrimコマンド対応のファームウェアなんだけど、今回のものは前回バグがあったものの修正版。


これで正式にtrim対応ということで、手持ちのSSDをアップデートした。といっても会社のものなんだけど。
毎度ファームアップデートの為にメディアに焼くのもバカらしいので、USBからアップデートできないかと模索してできたのでそのメモ。ググッても意外にあんまり情報がないんだけど探し方が悪いのか。普通にメディアに焼いてるのかな。

USBメモリでブートしてファームウェアアップデートする

ファームウェアアップデート用USBメモリの準備

基本的にDOSの起動ディスクの作り方と同じなんで、わかっている人は簡単でしょう。以下が詳しいです。


用意するもの

  1. まず上記サイトでUSB起動ディスクを作る手順を行う。詳しく書いてあるのでここでは割愛。「MS-DOSを使う場合」のやり方でOKです。手順を全部行うとCOMMAND.COM、IO.SYS、MSDOS.SYSのファイルがUSBメモリにできてます。
  2. 次にExplzhでファームウェアのISOイメージを読み込ませるとファイルの一覧が見えるので、COMMAND.COM以外を全部選択してUSBメモリにコピー。COMMAND.COMも上書きしてしまうと、アップデートが実行できません。

これだけ

アップデート
  1. AHCIモードでなくIDEモードでブートするように設定する。BIOSでディスクの設定で選択できます(AHCIだと失敗するケースがあるらしい)。
  2. できあがったUSBとSSDをセットしてUSBから起動する。マザーによっていろいろ違うと思うけど、今回はMSIのX58Mで実行した。この場合F11でブートメニューが出るのでUSBからを選択。
  3. 起動すれば後は自動で検出するので、アップデート対象デバイスがあれば同意を求められる。全部yで答えていけばOK。


今回はopensolarisのストレージ用に買っておいたX25-Mが3台あったので全部この手順でアップデートした。
ちなみにX25-Eのアップデートは今回はないけど同じ手順でできる。(前回のアップデートで実行した)。

ただし、これは正式なやり方ではないので実行は自己責任の元でどうぞ。ちゃんとした手順でやりたい人はREADME読んでその通りにやった方がいいと思います。


とりあえず今回は未使用状態のものでアップデートしたから問題ないけど、データが入ってる場合はUSBでやるやらないに関係なく必ずバックアップとってから実行しましょう。intelのファームのバグは2回目なんで慎重にした方がよさげ。


しかし、カスタムオーダーのiscsiストレージの納期がちょっと遅れてるので、実際に使うのはもうちょい先になる。

opensolarisZFSでのSSDを使ったベンチとか出したいんだけど、いつになるかなー(;・∀・)